出る杭になった時の反応あるある

liscoach


日々さまざまな相談を受けますが、「あるある」と言ってもよいほどありふれているのが、なにか表立って活動し始めた人に起きる、嫉妬、妨害、さまざまな攻撃です。
わたし自身も、なにか新しい行動を起こす時には必ず、このような経過をたどりました。

たとえばこんなふうに。


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ある女性は個人でやりたい仕事があり、集客のためにSNSを用いています。
コツコツと発信を続けていたある日、知人からお叱りと心配の言葉を受けたそうです。

「そういう発信はよくない」
「あなたの身が心配」
「すぐに削除したほうがいい」

その相手は彼女よりもひとまわり以上、年代が上の方。
彼女はその発言に、とてもショックを受けていました。
もちろん、ほんとうに危険で言ってくれている場合もあるので、一概には決めつけられません。
おそらくその人も、本当に気にかけて言ってくれているのでしょう。
だけど、なんだか違和感を感じる。。。それがサインです。


「やっぱり、こんな投稿はやめた方がいいのかな。
人を不快な気持ちにさせているのかな」

わたしは言いました。

「大丈夫。出る杭として認識されただけ
やめたらダメ!そのまま続けて!!


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そう。
ネガティブな反応が返ってきているということは、
良くも悪くも、あなたの影響力が変わったということ。

「なんか鼻につく」
「なんか目障り」

自分もそんなふうに、誰かのことを攻撃したくなったことはありませんか?
だって、平らなところからちょろっとだけ出てる杭があったら、なんかモヤっとするじゃん。
今までそうだったんだから。居なくなれば、今まで通りになるんだから。



これまでのコンフォートゾーン(自分のナワバリ)から飛び出して、新しい行動を始めたとき、このような「お試し」はよく起きます。
これはある種の「通過儀礼」であり、相手のことは個人というよりも「集合的無意識の反応」なのだと考えたほうがダメージが少ないかもしれません。

たまたま今回は、その人の口を借りて、お試しが起きたということですね。





人が人の足を引っ張る時に用いる武器は、たいてい同じです。
さまざまな「定番の攻撃」があります。

ここで行ってみましょう!
「集合無意識の妨害あるある」〜!

「正しさ」で批判する

「あなたのやり方は間違っている」

「ルール違反だ」

「あの子なんか浮いてるよね」

「正/誤」「正義/悪」の物差しを用いて攻撃するやり方です。
本当はただの嫉妬だったりするのですが、道徳の物差しを用いると、正当性を得られて便利なのです。
厄介なのは、正しさを盾に、集団でエスカレートしやすいところです。

心配する

「あなたのためを思って」

「あなたが心配だから言ってる」

一見いい人そうなので真意が見えづらいパターンです。
「面倒見のよさ」と「支配欲」はかなり近しい感情なので、容易に入れ替わることに注意。
相手が弱い立場でいるうちは優しく、相手の私生活が充実してくると、手のひらを返したように冷たくなることもあります。

「みんな」を使う

「みんなが迷惑してたよ」

「みんながこう言ってたよ」

正体不明の「みんな」を隠れ蓑にするパターン。
本当はその人の意見なのですが、「みんな」を用いることで正当性を強化します。
この場合、「みんなって具体的に誰?」と言うと、相手はゴニョゴニョしはじめるので試してみてください。だいたい2〜3人のパターンが多いです。

「みんな」×「心配」

「みんなが心配してたよ」

「みんな」と「心配」のダブルパンチです。
(本当にみんなが心配してる場合もありややこしいのですが、ここではその意味合いは省きます。)
相手の罪悪感、恐怖感、孤独感、恥ずかしさをこれでもかと刺激します。



いかがでしたか?


わたしはもちろん、
攻撃する側にもなったことがあるし、
攻撃される側にもなったことがあります。笑


人間ってみんなそんなものですから、
あまり深く考えずに、華麗にスルーしていきましょう✨



さあ、今日も元気に☀️

書いた人
古戎千夏<br><small>(こえび先生)</small>
古戎千夏
(こえび先生)
「おひさまコーチング」主催
古戎千夏(こえびす ちなつ)
1984年夏生まれ。
グラフィックデザイナー歴20年/講師歴6年/ヒアリング・情報整理・思考整理のプロです。Webサイト設計・考案、商品や企業のブランディング提案まで、さまざまな形で世の中と関わって生きています。
2024年コーチとしての仕事をはじめました。2025年4月よりサイコセラピスト 棚田克彦氏の提案する「運命心理学」にて、家系の抱えるトラウマにアプローチする手法を学ぶ。
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